心の病気として知られるうつ病~本格的な治療で早めに改善~

ストレスがもたらす疾患

笑顔の男性

うつ病は、過度なストレスや負担が原因となって、無気力感やだるさ、食欲不振などといった症状をもたらしてしまう病気です。一度発症してしまうと、治療に時間がかかり、重度になると、学業や仕事にも行けなくなり、日常生活に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があります。うつ病の原因は、様々なことが考えられますが、多くが環境の変化によるストレス、または人間関係によるストレスです。例えば転職をして職場が変わった時に、環境に馴染むことが出来ずストレスが溜まってしまったり、職場の同僚や上司、あるいは友人と喧嘩をした、陰口を言われているなどの事実を知ってしまったりすることで、心に過度なストレスが与えられます。また、近しい人物の死や恋人との別れなど、何かを失う出来事が起きた場合も、喪失感を感じ、それが大きなストレスとなる場合も多々あります。このようなことは、生きていく上で避けては通れない日常的なことであり、人間はそれに対応する力を持っています。しかし、真面目で責任感が強い人ほど、このような変化やストレスに柔軟に対応出来ず、ふさぎ込んだり考え込んでしまうことが多く、うつ病へとつながりやすくなってしまいます。そのため、そのような性格の傾向がある人はうつ病になる可能性が高いと言えますが、自分の性格を急に変えるのは難しいものです。そのためストレスを感じた場合は、周囲に相談する、または専門の医師に相談する、など自分なりの工夫をして、ストレスを溜めない努力をすることが必要です。

うつ病には様々な症状があります。まず身体的症状としては、眠くならない、または眠気がずっと続くなどの睡眠障害が挙げられます。他にも急激に太る、または痩せるといった体重の障害、その原因となる拒食や過食といった摂食障害などがあげられます。この他にも、慢性的に続く頭痛や吐き気、耳鳴りなどもよくある症状であり、重度になると、体調を崩し入院が必要な場合もあります。また、精神的症状としては、やる気が起きない無気力感、倦怠感、悲しい気持ちになる、思考力が低下し正常な決断などが出来なくなる、などがあげられます。うつ病は、この精神的症状に特徴があり、好きだったことにも意欲が沸かなくなる無気力感が沸き起こるのが大きな特徴です。このような精神的症状は、実は自分では気付きにくいものです。単なるやる気のなさや、疲れているだけ、と自分の中で処理してしまい、病気であるということに気付かず、症状が悪化してしまうことがあります。うつ病は放置して重度になると、働けなくなったり、布団から起き上がることさえ出来ず日常的に動くことさえ出来なくなってしまうこともあるので、必ず初期のうちに適切な治療を受けることが大切です。うつ病の治療は、抗うつ剤を使ったものが一般的です。決められた用法容量を守り服用を続けることで、症状は緩和されます。また、精神的症状の緩和のため、専門の医師とのカウンセリングも効果的な治療法です。誰かに話を聞いてもらう、というのは、うつ病患者にとってとても心が洗われる行為です。我慢せずに、誰かに心のモヤモヤを聞いてもらうことも心がけましょう。